扉を開けて

3回観ました。

誰もが治したい傷を持っている。

それが人に見えるところにあるか、

自分だけに見えるものかの違いはあれど

みんな一つや二つは消したい傷を持っている。

傷を受けた子供時代の自分が

大人の私を見ている。

大人の私が

子供時代の自分を思い返してる。

それは現実でも同じなのではないか。

傷を作るきっかけは父親で

それを許せないように見えて

傷のある自分を愛せないことが

何より苦しみなのかもしれない。

「よく眠れそうだよ」

その言葉の意味がまだ分からない。

唐突に不幸感じて

頑張ってもなかなか結果が出ない時

全然やる気が出なくて不貞腐れてる

いつかこれが報われるって

どこかで思ってる

でも霧が深い

全然先が見えない

沢山好きって言っても相手が靡くかは別だし

沢山働いたからって生活が豊かになるかってのも別だし

複雑……

単純に生きるにはこの世の中

ぐちゃぐちゃしすぎてる気がする

職場で楽しく仕事したい！

散歩してる犬に振り返られたい！

前を通る猫には立ち止まって顔を見せてもらいたい！

推しには笑顔を向けられたい！

花見に行こうって誘われたい！

結局人を振り回すのか忍びなくて

あと、ちょっと面倒で

1人で晩酌しながらWeb小説読んでる

one way only

可愛いと3万回囁き、

大好きだと心が5万回叫ぶ。

本日も推しに声援を贈る。

あなたの夢はわたしの夢でもあると伝えたい。

あなたの見る夢が叶う時、

その場に居たいと願っている。

それを叶えるために、

今日も仕事へ行く。

今日も生きていく。

褒められたくて

観劇が趣味で

もはや舞台のために仕事してる。

観に行く舞台に関連したアイテムやテイストを

ファッションに取り入れるのが好きで

考えるのが楽しみ。

露骨過ぎず、概念を取り入れるのが好き。

基本ソロ観劇なので、

誰かに見せるわけでもないところが

完全な自己満足。

でもたまには

素敵だなって褒められたい。

これはオレンジが

好きな俳優の担当カラーのとき。

誰が悪いの？

会社の健康診断へ行った。

行きたくないからついでに婦人科検診もした。

そしたらなんだか悲しくなって

どうしようもなく欠陥人間に感じて

何しに行ったのかわからなくなった。

血が出るのよ。

こちらがどうしようと

血が出ちゃうんです。

病院で、病院へ行けって

アドバイスをもらったよ。

行きたい婦人科は

1ヶ月先まで予約が取れないよ。

皺が増えるたび

仕事に行き詰まって

鬱々としている。

楽しくないと嘆く声は

頭の中で響き続けている。

明日を楽しむことが

こんなに難しいなんて

今更感じなくても良いと思うのに。

先延ばしにし続けた

つまらないことが

明日を面白くないだろ？と終わってる。

フェードアウトの中で

美術展の展示室から

外に出るまでに少し長い廊下を通る

設計の会場があった。

美術の世界から現実世界に

ゆっくりを戻る

その過程を大事にしたいから

そのデザインにしたと聞いたことがあった。

それを聞いてから

現実に戻るまでの時間、

何かが起きたあとの余韻に

意識を置いている。

心の中から

その残像が薄くなるのを

感じて

トンネルを抜ける